ばね指の治療方法とは?

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今回はばね指の治療方法について解説します!

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1.どんな治療があるの?

ばね指は

・保存療法(手術療法以外の治療法の総称)

・手術療法

の2つの治療があります。

そしてばね指の場合まず保存的治療を試みます。

2.保存療法は何をするの?

保存療法(手術療法以外の治療法の総称)は以下の治療方法から選択されます。

治療方法

  • 局所の安静保持、サポーターや装具の装着
  • 非ステロイド抗炎症薬の内服(例えばロキソニンなど)
  • 軟膏を塗る
  • ステロイドの腱鞘内注入
  • マッサージやストレッチ

比較的若い人や妊産婦の例では局所の安静と消炎治療(炎症を抑える治療)で

効果が見られやすく、数週間〜半年程度の経過の中で日常生活での支障がなくなると言われています。

近年ではステロイド注射(商品名:ケナコルト)の

腱鞘内注入が著効するという報告が散見されます。

そのため治療で使用されることが多いです。

保存療法では

まず炎症を抑えることが重要です!

どういう状態が炎症かというと

安静時に痛みがある場合は炎症していると考えます。

・じっとしていても痛い

・寝ている時も痛い

場合などが炎症している状態です。

この状態を患者さんに説明するときわかりやすく火事に例えます。

火事が起こっているとまずは火を消さなければいけません。

炎症とは体の中で火が起こっている状態です。

そのためまずは炎症を抑えなければいけないのです!

その火を消す方法として先ほど紹介したサポーター着用や痛み止めの服薬、

ステロイド注射などを用います!

ここで火がしっかり消火されきれていないとまた燃え上がる危険がありますようね。

これは炎症でも同じで、しっかり炎症を抑え込まないとすぐにまた再発し痛みが出てしまいます。

炎症をしっかり抑え込めると痛みがなくなってくるので

あとはA1プーリーのストレッチやマッサージを行なっていきます。

この方法をまた紹介していきます。

3.手術療法はどんな方法?

・保存療法を行なっても効果が薄く痛みが続く

・狭窄が強く痛みに耐えられない

・再発を繰り返す

などの場合手術療法が検討されます。

手術は腱鞘切開術が広く一般的に行われています。

腱鞘切開術とは肥厚したA1プーリー直上に1〜2cmほどの皮切を行い

腱鞘を縦切開する方法です!

このほかに

・注射針による腱鞘切開術

・鏡視下腱鞘切開術

など近年針や針状の器具を用いて腱鞘を切離する方法も報告されています。

術後は指の曲げ伸ばしの運動から始めていきます。

4.まとめ

今回はばね指の治療方法について解説しました。

保存療法でうまくいく場合と手術療法が必要な場合があります。

しかし手術療法の前に保存療法を試すことがほとんどです。

そのためにも炎症管理が重要になってきます!

ではまた次回!

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