今回は前回(反り腰のあなたへ! 反り腰を治すための正しい股関節ストレッチとは??)の股関節と並び
もう1つ反り腰で重要になる”胸椎”について解説します。
1.胸椎ってなに??
胸椎とは背骨の中で胸の部分の骨を言います。
脊骨は、7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎で構成されています。
この胸椎の動きが反り腰改善には重要になってきます!
2.なぜ胸椎の動きが重要?
反り腰の原因として
腰椎が動きすぎというケースが多くみられます。
これはどういうことか?
定規でイメージしたものが次の図です。
定規も全体的に曲げると折れないです。
ただ同じように曲げる動作でも1箇所だけで曲げようとすると折れてしまいます!
よくリハビリの時にも例えで竹がしなるように全体的に動かすようにしましょう!
と伝えています。
これが腰の骨だけで間が伸ばしを繰り返すと
腰の骨や周辺の筋肉に負担がかかりすぎてしまいます。
そのため反り腰の人は腰の骨を全体的に反る動きが重要になるのです!
腰だけでなく胸椎でしっかり反れるようにすることが大事になってきます!
3.胸椎を動かすストレッチ
では胸椎のストレッチ方法をご紹介します!
a.背骨の曲げ伸ばし
- 四つ這いになる
- おへそを覗き込むようにしながら背骨を丸める
- 胸を張るように背骨を伸ばす
この動きは骨盤と背骨周りを動かすエクササイズになります!
ポイントは肘が曲がらないようにすることです!
背中を丸めたり伸ばしたりしているはずが
肘の曲げ伸ばしの動きになってしまい腕立てのようになってしまうことが多いです。
そのため肘はしっかり伸ばした状態で
骨盤と背骨の動きを意識して行うことで効率的に胸椎の動きを出すことができます!
b.胸椎伸ばし(ストレッチポール編)
次はストレッチポールを用いた胸椎伸ばしです!
- ストレッチポールの上に頭とお尻が乗るように寝転ぶ
- 両腕を左右に広げポールの上で体を左右に転がる(5分)
- 肘で大きな丸を描くように肩を回す(1分)
ストレッチポールがあると効率よく背骨のストレッチができます。
ストレッチポールの上で寝転ぶことで背骨の丸まった部分に圧がかかり
その部分を重点的にストレッチすることができます!
また腰痛などで腰が張っている方の場合、この上でコロコロとの転がることで
腰骨の位置が修正され張っていた腰の筋肉たちも緩んでくれます!
そのため腰痛にも効果的です!
c.胸椎のひねり
次に胸椎のひねり動作のストレッチです。
- 横むけに寝転び、片膝を床につけるように押さえる
- 上側の肩甲骨を床につけるように体をひねる
ポイントは胸椎のひねりを出すために、膝をしっかり固定しておくことです。
体をひねる際に膝が動いてしまうと胸椎のひねりにうまくストレッチがかからないため
下の膝を床から浮かないように押さえておくことが重要です!
4.まとめ
今回は反り腰改善のための胸椎のストレッチについてまとめました。
反り腰改善のためには前回の記事の股関節の動きだけでなく
今回の胸椎の動きも大切になってきます。
しっかりストレッチして反り腰を治していきましょう!
ではまた次回!
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