今回も肘を伸ばしやすくする方法を説明します。
前回までの記事(肘が伸びない・・?肘を伸ばす方法①、肘を伸ばす方法〜②〜 円回内筋にアプローチする方法とは??)を
まだ読んでいない方は
ぜひそちらの方法も参考にしてください!
では解説していきます。
肘を伸ばすためには肘頭窩が重要!
では早速今回ご紹介するのは
肘頭窩です!!
タイトルの通り
”肘を伸ばすと肘の後ろが痛い”場合は
今回の方法が劇的に効くと思います!
では肘頭窩って・・??
この赤丸部分です。
もう少し細かくしたのが下図です。
この赤丸の部分が肘頭窩になります!
右図のようにこの部分に
骨がはまるようにして肘の関節を構成しています。
肘の後ろが痛い・・。何が原因??
では今回のテーマの
肘を伸ばすと後ろが痛い場合は何が痛みを出しているのでしょうか?
結論として
脂肪です!
この矢印で指している黄色の部分が脂肪になります。
脂肪組織には神経がたくさんあります。
試しにお腹をつまんでみてください。
お腹の皮膚の下には脂肪があるので
お腹をつまむと痛いと思います。
そのため
この脂肪の塊が挟まれる=痛みが生じる
ということになります。
本来肘が伸びる際にこの脂肪が動くことによって
骨と骨に挟まれずに肘を伸ばすことが可能です。
しかし
・ぶつけたりの外傷
・肘を使いすぎる
などでこの脂肪の柔軟性が低下した場合
肘を伸ばした際に骨と骨で挟まれ
痛みが生じます!
これが肘を伸ばした際の後方の痛みの原因です!
治療方法
では実際のリハビリ方法をお伝えします。
骨模型の丸の部分が肘頭窩になります。
この部分が溝のようにくぼんんでいるのがわかるかと思います。
ここの脂肪が柔らかくないと肘を伸びません!
なのでこの溝に沿って脂肪をほぐすように
指を当ててグリグリと動かします!
ポイント
・溝を意識して骨に押し込むように少し圧をかけながら動かす!
*圧が少ないと皮膚だけが動くので奥の脂肪が硬いままになるからです。
最初は硬い場合が多いので動かしている感じがしないかもしれませんが
20〜30回ほどしていると柔らかくなり
左右にふにゃふにゃと動く感じがすると思います。
そこまでできれば完璧です!
まとめ
今回は
肘を伸ばした際の後方の痛みについて解説しました。
肘頭窩という聞きなれない
名前が出たと思いますが後方の痛みの場合
かなりの確率でこの部分が原因のことがあるので
ぜひ今回の方法を試してください!
ではまた次回!
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