股関節唇損傷 ・FAIのリハビリ 〜その①股関節の柔軟性〜

股関節

今回は股関節唇損傷・FAI(股関節インピンジメント)の

リハビリ内容について解説します!

スポンサーリンク

FAIのリハビリのポイント

今回はFAI患者さんの症状でもっとも困る

Anterior impingement testが陽性(この動作で痛い)

場合に実際どうすれば良いのか??

をお伝えしたいと思います!

以前の記事で説明した通りAnterior impingement testが陽性の場合

関節唇も損傷していることが多いので

関節唇損傷と言われた場合の保存療法(手術しない場合)も

今からお伝えするリハビリを実施します!

まずAnterior impingement testのおさらいですが、

この左の図がそのテストです!

股関節を屈曲・内転・内旋

方向に動かして痛みが生じるかを確認するテストです。

・内股方向に足を曲げる

・足を組む

などの動き生じる方はこのテストが陽性の

疑いがおおきいです。

この動作が股関節で骨が衝突するため

FAIの患者さんは痛みが出やすいです。

ではどうすれば良いのか??

それは

  1. 股関節自体の柔軟性
  2. 骨盤の動き

の2つがとても重要になってきます!

今回は

股関節の柔軟性いついて解説します!

股関節の柔軟性のポイント

1.なぜ股関節が硬くなるの?

Anterior impingement testが陽性の方は

股関節を深く曲げると痛みが生じるため

股関節を深く曲げない期間が長期間あり

股関節の筋肉が伸ばされず硬くなっていることがあります。

また内股方向に股関節を曲げると痛みが生じやすいため

ガニ股方向に股関節を動かすパターンも多くみられます。

これは股関節の骨の衝突を避けるために無意識に

行なっている方も多いです。

その場合、股関節を外に開く筋肉を過剰に使うことによって

その筋肉が張りやすく硬くなっていることが多くみられます。

・硬くなりやすいポイント

ではどの部分の柔軟性が大事になってくるのか??

それは

・大殿筋

・中殿筋

・大腿筋膜張筋

・外側広筋

・梨状筋(外旋6筋)

が重要になってきます!

股関節を曲げる動きでは

この青丸部分の筋肉の柔軟性が必要になります。

簡単に言うとお尻の筋肉です!

もう少し細かくみてみましょう。

大殿筋,中殿筋は殿部の大きな筋肉で

柔軟性の低下があると股関節の曲がりがかなり制限されます。

大腿筋膜張筋,外側広筋は大腿筋膜と殿筋筋膜が合流する部位で

外側広筋,大腿筋膜張筋が硬くなった場合も

この筋膜で繋がりのある殿筋の柔軟性低下を引き起こします。

外旋6筋とは図の○した部位にある

6つの筋肉を指します。

有名なのは梨状筋という筋肉で

よく坐骨神経痛などの治療法をテレビで紹介する際に

名前を聞くことがあるかと思います。

この筋肉は名前の通り股関節を外旋させる筋肉になります!

外旋とは簡単に言えばガニ股に動かすような運動になります。

なので先ほど説明した通りAnterior impingement testが陽性のかたは

痛みを避けるためにこの筋肉を過剰に使い硬くなっていることが多いです!

まとめ

今回は

股関節唇損傷 ・FAIのリハビリ

について解説しました。

今回説明した股関節自体の柔軟性がない状態で動かすと

股関節の負荷が増大してしまし

関節唇損傷や変形性股関節症を招いてしまうことになります。

なので股関節の柔軟性改善は必須です!

次回は

”骨盤動き”

の重要性について解説します!

ではまた次回!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました