筋性腰痛ってなに・・??③ 〜原因と対処方法〜

股関節

今回は筋性腰痛の

原因と対処方法について

解説したいと思います。

それでは解説していきます!

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1.筋性腰痛の原因

筋性腰痛の過去の記事でもそれぞれの原因をまとめていましたので

まずはそのおさらいからしていきましょう。

まず筋性腰痛は筋肉に過剰な負荷がかかると生じます。

筋肉は伸び縮みすることで関節を動かします!

そして筋肉の収縮にも種類があります!!

その中でも今回重要な

遠心性収縮についてまず説明します。

一般的に筋肉の動きのイメージは縮むことだと思います!

これは下の図の通り、背筋だと背筋が縮むことにより

背中を反らす運動が起こります!

この運動は、求心性収縮と言います!

では遠心性収縮とは・・??

それは筋肉が伸ばされながら力を発揮することです!

この図は背筋のある部分を赤丸にしています。

身体を前かがみに動かす際に

背筋は伸ばされます。

そしてその際に、背筋も活動しています!

なぜ前屈するときに背筋が活動するかと言うと

この力が入ることで前かがみの動きをコントロールしているからです!

もしこの力が働かなければ

フニャッとなり前にドスンとかがんでしまいます。

なかなか分かりにくいかと思いますので

もう1つ例を紹介します。

椅子から立ち上がる動作で考えると

立ち上がる時の運動は

太ももの筋肉の求心性収縮となります。

これは太ももの大腿四頭筋が短くなることで膝が伸び立ち上がることができます。

そしてこの場合の遠心性収縮は

ゆっくり椅子に座る動作になります!

これは先ほどの大腿四頭筋が伸ばされながら活動することで

ゆっくり座ると言う動作を可能にしています。

もしこのときに大腿四頭筋の遠心性収縮が行われなければ

椅子にドスンと座ることになってしまいます。

ではなぜ腰の痛みと遠心性収縮が関係あるのか??

それは

筋肉の収縮の方法によって身体にかかる負担が変わるからです!!

筋活動の様式と力の強さ(Hill,1951より引用)

この伸長性収縮は遠心性収縮と同義語になります。

この図を見ると

縦軸が力になっており

遠心性収縮の速いスピードの時に力が最大となっています!!

力が入ると言うことは

筋肉や筋肉の付着する部分にも負荷がかります!!

そのため

・ジャンプの着地

・サッカーなどの切り返し動作

などの急減速な動きをコントロールする時に

この背筋にかなりの遠心性の負荷がかかります!

先ほど説明した通り関節を動かす時よりも

支えて動かないように保つ時の方が筋肉には負担になるのです。

本来は関節を支えるための単関節筋

関節を動かすための多関節筋

とがありそれぞれが役割分担することで効率の良い運動を行なっています。

左が単関節筋で細かい筋肉

右が多関節筋で大きながっしりした筋肉

なのがわかると思います。

この単関節筋をインナーマッスル

多関節筋をアウターマッスルと呼びます!

このインナーマッスルが弱った状態で大きく力の強いアウターマッスルを使い

急減速の動きなどを繰り返していると腰の筋肉や筋膜、筋肉の付着部を痛めてしまうのです!

2.対処方法

では実際どのように治療していくのかを解説します。

筋性腰痛の痛みの原因は今まで説明した通り

インナーマッスルが使えていないことになります!

本来関節を支える役割のインナーマッスルが弱っていると

アウターマッスルが支える働きも行う必要が生じ

この繰り返しが筋性腰痛に繋がります。

そのためインナーマッスルの強化が重要になってきます!

腰部のインナーマッスルを鍛える方法として有名なのは

ドローインです!!

方法は以下の通りです!

  1. 仰向けに寝る
  2. おへその下に力を入れる
  3. 背中と床のスペースが埋まっているか確認する

図のようにおへその下に力が入ると自然と背中の筋肉の緊張が落ちます。

この力を入れた状態で

・足踏み

・スクワット

・切り返し動作

など徐々に負担のかかる動きをしていきます。

そして身体にこのインナーマッスルの使い方を覚えこませていきます。

3.まとめ

今回は筋性腰痛の原因と対処法について解説しました。

原因がわかれば対処の方法もわかります!

まなさんも是非やってみましょう!!

ではまた次回!!

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