今回は前回(股関節の付け根が痛い。。① 鼠径部痛とは??)の続きです。
前回は痛みの原因についてまとめましたが
今回はその原因の1つである
関節唇について説明したいと思います。
関節唇ってなに?
股関節唇損傷とは
股関節にある関節唇の部分が
なんらかの原因で損傷した疾患のことを指します。
ではまず関節唇がどこにあるのかをみていきましょう!
まず上図が股関節になります。
股関節は、骨盤側と大腿骨側に分けられます。
左が骨盤側で右が大腿骨側です!
骨盤側がカップ状になっています。
大腿骨側の骨はこのカップ状の骨のくぼみに
すぽっとはまるような構造になっています。
このような構造のため
股関節は肩関節と同様で
いろんな方向に動かすことが可能です。
*肘などは曲げ伸ばしの動きだが股関節は曲げ伸ばし以外の捻りなども可能
そして関節唇はどこにあるのかというと
下の図の赤く囲んだ部分になります!
少しわかりにくいかもしれませんが
骨盤側のくぼみの一番外側についている部分です。
正面から見た図になりますが、
股関節がはまっている部分の端っこで
唇のように少し出っ張ってくっついているのがわかります。
関節唇の働きですが、唇のようにカップ側の端っこに付着しており
股関節がずれないように安定させる働きをしています。
このおかげで股関節のようないろんな方向に動く関節が
ずれることなく運動できているのです。
ではこの関節唇を痛めるとどうなるのか・・・??
まず先ほど説明した通り
安定性を担っているのでその安定性が低下します。
それによって骨を安定させなければいけなくなるので
必要以上に筋肉を働かせることになり、
筋肉に負担をかけてしまいます。
それにより、腱鞘炎や滑液包炎、筋損傷などが生じます。
またこの関節唇には知覚の受容器である神経終末が存在するとされています。
つまり神経が通っているため痛みを感じます。
そのため関節唇に負担がかかりすぎると痛みが生じてしまいます。
まとめ
今回は
股関節関節唇
についてまとめました。
軟骨や半月板という名前はよく聞くかと思いますが
関節真は聞きなれないかと思います。
しかし股関節の痛みではかなり重要な組織になるので
ぜひ今回の記事を参考に覚えてみてください。
次回は股関節唇がなぜ傷んでしまうのか
について考えてみたいと思います。
ではまた次回!
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