今回は前回(筋性腰痛ってなに・・?? 〜筋筋膜性腰痛とは〜)の続きで
筋性腰痛について説明します。
前回は筋肉の中でも
筋膜に関する腰痛でしたね。
今回は
・筋肉の付着部
・肉離れ
について解説します。
1.筋付着部障害とは??
筋付着部障害とは、
筋肉が付着する部分(骨にくっつく部分)の痛みのことを言います!
上の図が腰の部分の筋肉になります。
ではもう少し細かくみていきましょう!
腰の筋肉は骨盤の骨に付着します!
今回の付着部障害の場合、○の部分に痛みが生じやすいです!
ではなぜ痛みが生じてしますのか??
腰の筋肉は脊柱起立筋と呼ばれます。
働きとしては身体を反らす際にこの筋肉が働きます!
昔は腹筋・背筋・腕立てをよく部活でやったと思います。
この背筋で鍛えていたのが脊柱起立筋だったのです!
また前かがみの姿勢ではこの筋肉が引っ張られます!
そのため
重いものを床に置く動作では
この筋肉が働くことにより前にかがむ動きに
ブレーキをかけてくれゆっくりとものを置くことができます。
しかしこのような動作を過度に繰り返したり
背筋を母上に使いすぎる運動は
この筋肉の付着する部分にストレスがかかり
痛みが生じてしまいます。
2.体幹筋肉離れとは??
肉離れと聞くと
太ももやふくらはぎに起こることが多いですが
腰回りの体幹筋にも肉離れは生じます。
特にスポーツをしている方に多く発生します。
これはハムストリングスなどの肉離れの発生機序と同様
強い伸長力が体幹筋に生じると筋損傷(肉離れ)が生じます。
・野球、やり投げ、カヌー、ハンドボールなどの急激に体幹を回旋させる競技での内外腹斜筋
・体操選手の腹直筋
などがあります。
この図は身体を右に回した時の筋肉の動きになります。
右わき腹にある腹斜筋が引っ張られるように動きが生じます。
例えば左投げでボールを投げて右わき腹に
急激な痛みが生じた場合はこの疾患を疑います。
MRIをとるとその筋肉に反応が見られることで診断されます。
まとめ
今回は前回の筋膜性腰痛以外の
・筋の付着部
・体幹筋の肉離れ
による痛みについて解説しました。
次回は実際の対処方法について解説したいと思います。
メカニズムがわかれば対策も立てられます。
ぜひこの記事を参考に上手に治療していきましょう!
ではまた次回!
コメント