今回はよく聞かれる質問でも上位である
・リハビリって何するの?
・マッサージとは何が違うの??
という疑問について。
ざっくりいうと
”評価して治療計画を立てていく”
ことだと私は思います。
では評価とは何か?
これは人それぞれの痛みの原因を探すことになります。
よく痛みがあり病院を受診すると
- ここの筋肉が硬いですね
- ここの筋肉が弱いですね
などをたぶん多くの人が言われたことがあると思います。
ただ
本当に硬いから痛いのか?
筋力がないから痛いのか?
と疑問に思ってしまいます。
私はリハビリの仕事をしていますが体はとても硬いです。笑
恥ずかしながら前屈しても床に手はつきません。笑
しかし腰も膝も痛くありません!
筋力も同じです。
もしあなたが筋力が弱いと言われていたとして
あなたの筋力は本当に弱いのでしょうか?
もし筋力が弱くて痛いとしたら同じくらいの年齢で
同じ体型で同じ筋力の人も痛みが出ていないとおかしいけど、、
と自分が患者さんの立場なら考えてしまいます。
体が硬いのが原因と言われました!と患者さんに言われると
私はいつもこの事を患者さんにも問いかけています。
特にいろいろ通っていてもなかなかよくならない方にはとても重要なことです。
もちろん体が硬かったり筋力がなければ痛みにつながるのは間違いありません。
しかし必ずしもそれだけとは限らないのです。
そこで重要になってくるのが
なぜ痛みが出たのか?という原因を追求することになります。
それを私たちは評価と言います。
私は理学療法士はこれのプロフェッショナルです。
膝が痛いとすると、まず歩いて痛いのか?階段で痛いのか?はたまた寝ていても痛いのか?
これだけの情報でもリハビリの内容は大きく変わってきます。
歩いている時と階段の時では膝の曲げる角度や必要な筋力も大きく変わってきます。
他にも人それぞれの姿勢や骨の状態などいろいろな要素が影響しあって痛みにつながります。
私もたとえ足が痛い患者さんでも評価する際は全身を見るようにしています。
これはこれで話すと面白いのですが長くなるので
また別の記事で紹介しますが一例で紹介すると
野球部の中学生 投げると肩が痛い
という患者さんがいました。
体の柔軟性は悪かったです。
しかしよくよく話を聞いていくと左足首を捻挫してから
肩の痛みがどんどん悪くなってきたということがわかりました!
そして投げ方を見てみると、左の捻挫で踏み込みで体重をのせるのが
怖くてかなり手投げになっていました。
リハビリで左足でしっかり踏ん張る練習を指導するだけで
この子の肩の痛みはなくなりました!
このように体の硬さや筋力の弱さだけが全ての原因ではない!
ということがわかるかと思います。
原因を追求するなかで、柔軟性や筋力はもちろん評価します。
しかしこの情報だけで痛みにつなげてしまうのは本当の問題解決に繋がりにくいです。
理学療法士はこの評価の練習を学生の時から練習しています。
なのでこのスキルが高いはずです。
もしあなたがリハビリを受けていて
ただただ黙々とストレッチや筋トレしているだけだとしたら、、、
しかし実際そのようなリハビリが行われているのも事実です。
自分が怪我した時にこのようなリハビリは受けたくないと思ってしまいます。
逆に自分もそのようなリハビリを患者さんに行わないように意識しています。
今回はリハビリとは?という質問に私が普段現場で答えているリアルな答えを書いてみました。
自分の家族や友達に聞かれてもこのまま答えています。
そしてもし怪我したらちゃんと評価してくれる理学療法士のリハビリを受けた方がいいよ!!とアドバイスしています。
次回はこれもまたよく聞かれる
どうやったらリハビリを受けれるの?
という質問に答えたいと思います。
それではまた次回!
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