反復性膝蓋骨脱臼のリハビリって??

今回は前回の記事で

反復性膝蓋骨脱臼の原因を説明したのでその続きで

反復性膝蓋骨脱臼の予防のためのエクササイズ

について紹介したいと思います。

スポンサーリンク

反復性膝蓋骨脱臼の気をつけなければいけないこと

膝蓋骨は大腿骨に対して外側に脱臼することがほとんどです!

そのため重要になってくることは

  • ・外にお皿が行き過ぎないように内側の筋肉の強化
  • ・外側に引っ張りすぎないように外側の筋肉の柔軟性の改善
  • ・内股の改善

がとても重要になってきます。

ではそれぞれのエクササイズの方法を説明していきたいと思います。

内側の筋肉の強化

まずこの図が膝のお皿に繋がる筋肉の図になります。

この図の青色の部分にある筋肉とこの”中”の下にももう1つ筋肉があり

この4つの大きな筋肉があるため

”大腿四頭筋と呼ばれています。

この大腿四頭筋が図の通りお皿にがっつりついています!

先ほど説明した通り

お皿は外側に外れやすいです!

そのため内側の筋肉の強化が必要になります。

リハビリでは

この部分を意識して鍛えます。

それでは鍛え方ですが、

  1. ボールかタオルを用意します
  2. 膝裏タオルを入れます
  3. ボールかタオルを図のように膝の間に挟みます
  4. ボールを図の矢印のように挟みながら膝裏のタオルを押し付けます

この方法で内側の筋肉に刺激が入り

内側の筋肉の強化が可能になります!

外側の筋肉の柔軟性改善

では次に重要な

外側の柔軟性改善です!

これはもうお分かりかと思いますが

外の筋肉がツッパリすぎていると

お皿がどうしても外に移動しやすくなり

外れやすくなります。

そのため外の筋肉をしっかり柔らかくする必要があります。

この図の通り

膝の外側の筋肉はお尻の筋肉とつながっています!

そのためお尻の筋肉が硬いだけで

膝の外側の筋肉も硬くなるのです!

まずは外側の筋肉を直接ほぐします。

  1. 椅子に腰掛けます
  2. 手の指を図のように外側の筋肉に当てます
  3. お皿の横あたりから足の付け根に向けてほぐしていきます

ポイントは

硬い部分を重点的にほぐすことです。

冷凍のお肉をほぐすように

最初は柔らかくで徐々にしっかりと揉みほぐしていきます。

触っていると硬い部分とほぐしやすい部分があるかと思いますので、

硬い部分を柔らかくなるようにできればバッチリです!

では次にお尻の外側の筋肉のストレッチ方法です。

図のようにストレッチすると

組んでいる脚のお尻〜脚の外側のツッパリ感を

感じれるかと思います。

これを30秒以上キープしてストレッチをかけると

外側の筋肉が柔らかくなります!

内股の改善

では最後に大事な内股の改善ですが

なぜ内股がダメかはわかりますか・・??

これも図で説明します。

黒澤尚 他:スポーツ外傷学Ⅳ 下肢、医歯薬出版、pp162-169,237,2001より引用

この図を見てもらうと

膝が内側に入るとお皿が外方向に引っ張られます!!

立ち座りの際に

この図のように内股になっていたり

ジャンプの着地で膝が内側に向いていると

お皿が急激に外側に移動し脱臼しやすいです。

なので膝をまっすぐに使えるようにすることが重要になってきます!

まとめ

今回は反復性膝蓋骨脱臼の予防のリハビリについてまとめました。

実際病院でのリハビリでも

お皿周りがグラグラする

外れそうな怖さがある

場合の患者さんには

まずこのような運動を試してもらっています。

他にも膝がうちに入りにくくするための

トレーニングもいろんなパターンがあり重要になってきます。

今後別の記事でまたまとめていきたいと思います。

それではまた次回!

コメント

タイトルとURLをコピーしました