今回は
どこでも、誰でもできる肩のリハビリ
をお伝えしたいと思います。
どこを動かすと肩が上がる??
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_4416.jpg)
これが右肩を後ろから見た図です。
次は肩が上がる動きを図で表すと
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_4417.jpg)
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_4418.jpg)
このようになります。
注目して欲しいのは
ピンクで示した部分が肩を上げると移動していることです!
左の図の脇を閉めた状態の模型図では
ピンクの付箋が体の外側に位置していますが
右図の矢印の方向に肩を上げると
ピンクの付箋の位置がかなり内側に移動しています。
肩を動かすと言うことは
自然にこの部分が動いていたのです。
もっと簡単に言うと
肩をキレイに動かす=この部分がしっかりと移動する
必要があるのです。
何が硬くなっているのか??
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/01/2134afa0b3dfd3474eda51fe90ea92cb-1.png)
先ほどの図に筋肉を足したものになります。
そして先ほど
動かなければいけないと言っていたピンクの付箋の部分を
詳しく見ていった図が下の図になります!
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/01/2dc7523a59e206e4767eaf2ed153b8d0-1.png)
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/01/040d67fef8b11680c9eda0ccd7994b27.png)
紫色で示された薄っぺらい塊のようなものが出てきましたね!
右の図は横から見た図になりますが
肩の骨の上にペタッとのっています。
この塊は何かというと
滑液包というクッション材のようなものになります。
骨と筋肉の間にあり
肩の骨と筋肉がこすれないように
この袋状の塊がクッション作用を果たしています。
骨と筋肉の間にある!!
このことが結構重要で
・肩が上がりにくい
・肩が痛い
人には何が起こっているかは前の記事(肩が上げにくい??なぜ???)で
説明した通り肩の骨がぶつかっていることが多いです。
となるとこのクッション材の部分も
損傷していることが考えられます。
痛めると痛みが出たりこの袋の周りで
固まってしまいます。
そのままほっとくと最初に説明した
付箋の部分が動くという運動ができなくなり
肩がキレイに上がらないことになります。
滑液包の部分を動かすトレーニングとは??
今までの説明でわかった通り滑液包の部分がとても重要です。
ではこの袋状で
固まってしまった滑液包の部分を動かす
トレーニング方法を紹介します。
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_3993.jpg)
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_4009.jpg)
- タオルを背中側で持ちます
- 動きが悪い方の肩が背骨の方に移動するようタオルを引きます
- この動きを繰り返します
この運動をすることにより
先ほどの滑液包の部分のひっつきが
少しずつ解消されます。
繰り返す目安は肩が温かくなってくるまでです!
理由は筋肉の温度が上がると
滑液包の部分も動きやすくなるので
ほぐれやすくなるためです!
まとめ
今回は
滑液包へのアプローチ
を紹介しました。
この部分は
肩を前から上げる場合も
横から上げる場合のどちらでも
動きが必要になってきますので
肩が上がりにくい方は是非チャレンジしてみましょう。
ではまた次回!
コメント