今回は
こめかみ、あご下あたりの痛みの原因について解説していきます。
痛みの原因って・・??
まずは答えから!
それは”僧帽筋”です!
この下の図の筋肉が僧帽筋になります!
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_3691.jpg)
僧帽筋は
首の後ろ〜背中
に付着する大きな筋肉です。
そして3つの部分に分けられます
・肩の最も高いところに付着する上部線維
・肩甲骨の間に位置する中部線維
・肩甲骨の下と背骨をつなぐ下部線維
です。
その中でも今回の痛みに関係するのは
上部線維です!!
先ほどの図の❌の部分が上部線維です。
肩をぽんぽんと叩いた時に
触れれる大きな筋肉が僧帽筋の上部線維ですので
みなさん一度は触れたことがある筋肉です。
症状
では僧帽筋上部線維はどんな痛みに関与するのでしょうか?
頻発する症状として図の青い部分である
・こめかみ痛
・あご下の角の痛み
・耳の後ろの首筋の痛み
・後頭部に痛み
が生じます。
この症状はよく”緊張性頭痛”と診断されます。
また痛みがひどいと
めまいを引き起こしたり、顎や歯の痛みの間接的な痛みの原因になることがあります。
原因
僧帽筋は背中の上半分をおおう大きな筋肉で
肩甲骨に付着するので腕を動かす際に
必ず働く筋肉です。
僧帽筋上部は、頭を下げたり
横を向いたりする際に頭や首の重みを
支える働きがあります。
なのでデスクワークで前かがみの姿勢を
長時間取っていると、頭の重みを
支えるために僧帽筋への過剰な負担が生じます。
また猫背の姿勢も肩の位置がなで肩になり
僧帽筋が過剰に引っ張られることになります。
治療方法
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/05/7aac4b2561ca6d2d240896eab95cd1a5.png)
図の青い部分が僧帽筋の全体像です。
そして今回の痛みにつながる上部線維は赤丸の部分です。
首の付け根のあたりから肩の上の部分につきます。
この筋肉を、親指と人差し指、中指で挟みながら
マッサージしていきます。
下の図のようにやってみましょう!
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/05/2433a31d0d63063bdd77beca4387eddc-1.png)
ただあまりにも筋肉が硬くなっている方は
指が痛くなると思います。
その場合はテニスボールやマッサージ棒を使いましょう!
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/05/4d6abc30a35d2a88d950b6556ed7b2e6-2.png)
![](https://rehabilitation-zyouhou.com/wp-content/uploads/2021/05/c1cc7a06d91435326b2a467e121abb4f-2.png)
棒を使う場合は、直接当てるより
布を挟んだ方が痛みも少なく行えます。
まとめ
今回は僧帽筋上部が関係する
こめかみや顎周囲の痛みについてまとめました。
デスクワークが長い方は
おそらく肩こりのようなこの筋肉の硬さは
体験したことが一度はあるかと思います。
そしてあまりにもひどいと頭痛など今回の記事のような
痛みにもつながるので
ぜひセルフマッサージしてみてください!
ではまた次回!
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