急に膝全体が痛い!! 急性関節炎とは?

今回は急な膝の痛みについて解説します。

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1.急性関節炎とは?

急に膝が腫れた場合を急性関節炎と呼びます。

急性関節炎は『ここ!という一ポイントではなく関節全体の痛み』を感じることが多いです。

そして関節に水が溜まり(水腫)膝がいつもより腫れます。

原因としては

・膝の軟骨の摩耗

・半月板損傷

などが考えられます。

膝の軟骨は以前解説した通り(軟骨ってなに② 〜膝の軟骨の重要性〜)、

スケートリンクよりもツルツルの柔らかい骨になります。

また半月板も骨と骨のクッションの役割をしています(半月板損傷ってなに??)。

これらの組織が何らかの原因(体重が重くなった、酷使した、捻ったなどなど)で損傷した場合

この急性関節炎が生じます。

2.急性関節炎になったらどうすればいい??

急性関節炎の場合何より大事になるのが関節炎のコントロールです。

関節炎がある場合関節内に大量の水が溜まることが多いです。

まずこの水腫のコントロールをしていきます!

水腫の原因として軟骨、半月板など損傷した原因組織への負荷があるためまずはこの負荷のコントロールです。

軟骨、半月板は骨に体重がかかるとストレスが増加します。

そのためこレラの組織へのストレスを減らすために

・松葉杖や一本杖の使用

・立位時間を減らす

などを徹底します。

また同時に炎症が起こっているため抗炎症薬の内服も行います。

さらにヒアルロン酸注射も行います。

このヒアルロン酸注射の頻度ですが、

2週に一度を目安とすることが多いですが

水腫が多い時は週一回で行われることもあります。

3.水がたまらないために最も重要なこととは??

急性関節炎で最も重要なことは

患者さん本人が関節炎を抑えることの大切さを自覚して活動量をコントロールしていくことです!

水が何度も溜まって痛みがなかなか引かない原因として

・仕事でどうしても使い過ぎる

・早く治すために頑張って歩かないといけない

などよく外来で患者さんが話をしてくださいます。

みなさん早く治すために歩いて筋肉をつけようと頑張っていたり

痛みがマシになったので早く杖をやめたり、痛めた足をかばわないように歩いたりされています。

しかし一度急性関節炎で水が溜まった場合は、関節の中の組織はかなり痛んでいます。

先ほど解説した方法を行うと1週間くらいである程度痛みは治ります。

ただまだ痛めた組織はそんなに急には治らないです。

よく例で説明しますが、切り傷も数日でカサブタにはなりますがまだ皮膚としては弱い状態です。

この状態で皮膚を擦ったりするとすぐ傷が開いてしまいます。

痛みが減っても急には痛んだ組織が治るわけではないのです!

重要になるのは活動量のコントロールです。

実際には何をするのかというと、

・体重をかけて痛い→歩きすぎないor松葉杖を使って体重を支える

・体重をかけて痛みがなくなってきた→家の近所から歩いてみる(階段はまだ控える)

・腫れがなくなった→5分ずつ散歩の距離を伸ばしていく、階段を少しずつ使う

など指導しています。

これをそのまま伝えるのではなく、その人の状態にあった活動量でその都度設定していきます。

重要なことは、『段階を踏』ことです。

痛みがなくなったのでいきなり10000歩頑張って歩きました!

という方もよくいらっしゃいます。

この場合、片方の膝に5000回ずつ体重をかけることになります。

運よく腫れないこともありますが、多くの人は体の反応としてやはり急な刺激がかかるので腫れてきたりします。

そのため段階を踏んで、『ここまでできたので次はここまで!』のように進めていくことが

膝を腫れささず痛みを改善させるために大切になります。

また腫れに対しては圧迫も有効な手段です!

これに関しては以前の記事(膝に水が溜まった!どうすれば良いのか??)で解説してますので参考にしてください!

4.まとめ

今回は急性関節炎について解説しました。

急に痛みが出てびっくりする方も多いと思います。

今回は痛みをいかに早く減らす方法をテーマに解説しました。

しかし根本的に何がその痛みを引き起こしたのかを考えることも非常に重要です。

膝の場合は、何らかの原因で軟骨や半月板の損傷を起こし腫れことが多いです。

しかしそれ以外にも多くの要因があるため原因に対する治療も大切です。

まず痛みをとるために今回説明した活動量ということを頭に入れ

焦らずにしっかり治していきましょう!その方が焦って無理するより早く組織を治せます。

ではまた次回!

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