足底腱膜炎とは? どんな痛み??

今回は足底腱膜炎について解説したいと思います。

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1.足底腱膜炎ってなに?

足底腱膜炎とは名前の通り

足の裏(足底)の腱膜のトラブルによる痛みです!

なので足底の痛みが主症状です。

図のように足底にあるこの腱膜は足のアーチを支える働きをしています。

足のアーチとはいわゆる土踏まずのことです。

足のアーチは歩行やランニングで足を接地する際の衝撃吸収の働きがあります。

また片足で支える際に足部を安定させ、前に進む動きに大きく寄与します。

これまで主病変は名前の通りこの足底腱膜の炎症と考えられてきましたが、

そうではないことがわかってきました!

熊井らの研究より腱膜の踵骨への付着部に起こる変性と、その修復不良の病態であることが最近ではわかっています。

Kumai T, Benjamin M. Heel spur formation and the subcalcaneal enthesis of the plantar fascia. J Rheumatol.2002;29:1957- 64.

そのためこの踵骨(かかとの骨)に付着する腱膜にかかる負担が多いと痛みがでます

足底腱膜炎では上図のように親指を反らせると足底腱膜が伸ばされ

その付着部である踵の骨にストレスがかかり踵痛が誘発されることが多いです。

発症のリスク因子として

内的因子

  • 扁平足
  • 凹足
  • 高度肥満
  • 脚長差(足の長さの違い)
  • 下腿三頭筋の筋緊張亢進
  • 下腿三頭筋の筋萎縮
  • Heel padの萎縮
  • 足底腱膜の拘縮

外的因子

  • overuse
  • 低クッション性の靴
  • 不適合な靴

扁平足や体重の増加は足底にかかる負担が増加するため足底腱膜にストレスをかけてしまいます。

また靴もソールが硬い靴やペラペラな靴でアスファルトのような硬い地面を長く歩くと足底腱膜に負担をかけてしまいます。

なので痛みの原因を考えていく中で日常生活から痛みに関係しそうな因子を考えていくことが重要になります。

2.どんな人に多い?

足底腱膜には先ほどの説明の通り

・歩行

・ランニング

・ジャンプ

などの動作で足部のアーチに牽引力と圧迫力が繰り返されます。

よくスポーツ選手だけに起こるものと思われますが、

運動習慣のない中高年層でもみられます。

そのため普段の外来リハビリでも遭遇頻度の高い疾患です。

スポーツでの発症は

・マラソンなどの持久系スポーツ

・ジャンプ系のスポーツ

・剣道などの裸足のスポーツ

で多くみられます。

一般人で痛くなる要因としては

・長時間の立ち仕事

・靴の影響

・体重増加

・急な活動量増加

などが挙げられます。

3.どんな痛み方をするのか?

足底腱膜炎の初期症状として

・朝1歩目の強いかかと痛

・しばらく座った後の立ち上がり動作での痛み

の訴えが多くあります。

安静や就寝で症状は痛みは一旦軽減しますが翌朝には再び一歩目で痛みを感じます。

歩行していると一旦痛みが軽減することがありますが、歩行距離や時間の延長とともに

鈍痛が再び生じてきます。

4.まとめ

今回は足底腱膜炎の症状について解説しました。

米国では毎年約200万人が羅患しその約半数が外来患者とし医療機関を受診するといった

非常に頻度の高い疾患として知られています。

日本でもテレビなどで取り上げられることも増加しており

認知度の高い疾患になってきています。

きちんと原因がわかれば対処も可能です。

次回は足底腱膜炎の治療法について解説したいと思います。

ではまた次回!!

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